「人生の配役をきめる」

 

 

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以前、生まれてからの生活がすべて

全世界に配信されている男性が主役の映画がありました。

 

何の疑いもなく生きていた全ての関わりは、全て作り物。

家族や友人と思っていた人は全て「出演者」。

 

日々変わらない朝の青空から

なぜか照明のライトが落下するところから

その舞台裏が顕わとなっていきます。

 

最後に彼は、トラウマと思っていた水の怖さを乗り越えて

偽りの人生の舞台を降り、新しい人生への主役となるため
セットの小さなドアから出ていくのでした。

 

 

 

人生の主役とはいったい何なのでしょうか。

 

主役とは何をするのでしょう。

周りの脇役は何をしていくのでしょう。

 

既に私達それぞれの

人生のステージの幕はあがっています。

 

あなたの人生のステージには舞台監督がいますか？

照明、音響、撮影、広告、広報や

大道具、小道具のサポートはありますか？

 

メイクアップ、衣装の担当はいますか？

舞台に立ち続けるために必要なメンテナンスを

身心に施すものはありますか？

 

 

ひとつのステージにいろんな人の手が

施されているように

 

私達の人生のステージにも

多くの人が背景が関わっています。

 

眠るときもそうですが

寝室というステージがあります。

お気に入りの寝具、ベッド、まくら、パジャマ、遮光カーテン

お気に入りの人形、ぬいぐるみ、

 

あなたの歩く道路はどんな状態でしょうか。

舗装されているのか、砂利道なのか、小さな花が咲いているのか

 

自分の周りの風景も

あなた自身にとってはステージのひとつです。

 

わたしたちは生まれてからずっと

自分の人生というステージが続いています。

 

このステージには幕間というのは無く

生きている以上、眠ろうが風邪を引こうが

ずっと幕はあいたままなのです。

 

 

私達の人生はステージの幕はあいたまま

様々な舞台転換が施されていきます。

 

その中で想像を超える成長と出会いに

また新たな舞台へと進んでいくのです。

 

その舞台の主役はあなた。

あなた

あなた

あなた

 

それぞれの「あなた」です。

 

あなたが主役の人生。

いつの間にかこの主役の座を

誰かに明け渡していませんか。

 

他のキャスト（脇役）になろうとはしていませんか。

 

それぞれの人生の主役は

それぞれの「あなた」です。

 

主役という座は一生変わらないのです。

 

時々だれかの人生のわき役にもなるし

ときどき誰かの人生の大道具にもなるし

時々だれかの広告宣伝人にもなるけれど

 

自分の人生の座は

自分以外に成り替わることはないのです。

ダブルキャストなんてありえない。

 

例え同じ職業としても、同じ手法で指導をしても

それぞれの人生の主役は

あなたのほかならない。

 

認めてください。

 

あなたの人生の主役は

あなたしかいないし

あなただけのものであると。

 

主役が苦手という方は

「主役が苦手という主人公」なだけです。

 

他の人がいきいきしていると思う方は、

彼らが「自分の人生をいきいきしているように演じている主役」なのだと

割り切ってもいいのです。

 

あなたと同じように

それぞれのステージに立つ主役たちは

 

それぞれのモチベーションで、時に楽しく、時に苦しみ

 

時に誰かこの主役を変わってほしいと悩み

 

そしてまたあなたのように

 

「わたししかいないのだ」と受け入れて

それぞれの人生の舞台を進行させていくのです。

 

あなたが主役であるならば

あなたを支える脇役はだれでしょうか。

あなたを進ませる脚本家は？演出家は？

 

誰に衣装をコーディネートしてもらいたいですか？

だれにメイクセットを施してもらいたいですか？

どんな照明が効果的でしょうか。

どんな音響と進行していきましょうか。

 

どんな舞台セットがいいですか？

どんな大道具が必要でしょうか。

どんな小道具を持ちたいですか？

 

あなたの人生のステージに

今ならばどんな題名を付けますか？

 

きっとその題名は

ステージの進行とともに変わることもあるでしょう。

 

人生のステージの配役を書き出しましょう。

 

そしてあなたが主役であることを

思う存分、知りましょう。

 

あなたが主役に抜擢され

この世に生まれ

いのちという制限ある肉体を持って

 

あなたのステージは

現在も絶賛公演中なのです。

 

あなたの人生の舞台を誰にも譲らないで。

 

あなたが主役であることを忘れないで。

 

 

あなたが主役でいることで

あなたが輝くことで

 

全ての配役も裏方もみんな

あなたの人生に出演できてよかったと思うのですから。

 

川村かなえ
ｸﾘｽﾀﾙﾎﾞｳﾙ演奏家/三昧琴演奏家/音響振動療法家/ボイスアーティスト

長年「音とからだとこころ」に携わってきた実践経験を元に、舞台人として演奏家として、クリスタルボウル及び三昧琴演奏・ボイスパフォーマンスの活動を行っています。また、28年以上に渡る活動を通じ「トーンカウンセリング」というパフォーマンスメソッドを土台にボイスプラクティス、メンタルカウンセリング、サウンドセラピー、ワークショップやパフォーマンスコンサルテーションなどを国内外のクライアントを中心に行いながら、人生を豊かに過ごすための身心の取り扱い方を伝えています。

パフォーマンス（ボーカル/クリスタルボウル/三昧琴）通算数は1000ステージを超え、クライアントセッション数は2021年現在、延べ12000人以上。​セッションのクライアントは日本国の他、アメリカ・イタリア・フランス・カナダなど。

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川村かなえの身体から繰り広げられパフォーマンスは​時を忘れさせるほどの深い慈愛の響きをあらゆる身心にもたらし、世界は「命の音」「水の音」「地球の音」「空（くう）の音」と称賛されています。また、これまでの多彩な経験の中で授かってきた多様な視点やインスピレーションを、セッションやワークショップを通して手渡す在り方は現実的かつ唯一無二の癒しを得ると多くの声を受けています。