「あなたの回りにいる全てのあなたへ」

 

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あなたは何人家族ですか？

 

「わたしは3人家族です」

「うちは10人家族です」

「いえ、わたしはひとりぐらしです」

 

それぞれ頭の中に浮かんだ人の顔、数。

それは「人」という種類というだけであって

「人以外」を数えてみたことはありますか。

 

あなたの住む家のなかを思い出してください。

どんな風景が広がっていますか。

 

あなたのいつも座る場所を思い出してください。

そこには何が在りますか。

その先には何が在りますか。

 

いつも座っているイス、座布団、クッション、畳、絨毯。
その先にあるテーブル、その上にはのみかけのコーヒーのカップ

読みかけの本、いつか立ち寄ったレストランのレシート

洗濯しようと思っていたらそのままになっていた靴下

選びに選んで着ていない洋服

買ってきたまま放置されている容器

いつか使うと思っていた紙袋

 

ひとつひとつ数えてみましょう。

衣食住すべて、数えてみましょう。

大変ならば、1区画もしくは1部屋でもよいです。

 

 

それらはあなたの家にいる

家族のひとつです。

 

もし100個あればあなたは１００（人）家族ですし

頑張って数えて1000個あれば

あなたはかなりの大家族です。

 

あなたの生活と共に生きているものは

あなたの家族です。

 

そしてあなたと共に生きるために

あなたのそばにいます。

 

あなたと出逢った時のことを

その家族たちは昨日のことのように覚えています。

 

あなたは

 

あなたは、覚えていますか？

 

１００家族の全てを

１０００家族との出会いのことを。

 

あなたの回りに居る家族たちは

いつもあなたのことを思い続けています。

あなたと出逢った時のように。

 

あなたの回りにいるものたちはいつも

「あなたにどうされたいのか」思い続けています。
あなたの役に立ちたいと願っています。

 

いつも座っているイスや座布団はあなたの安らぎを応援しているし

クッション、畳、絨毯はあなたとの快適な触れ合いを求めているし

その先にあるテーブルは、あなたの1日の体験を聴きたがっているし

その上にはのみかけのコーヒーのカップはあなたの表情を見たがっているし

 

読みかけの本はいつでもあなたにインスピレーションを渡す準備があるし

いつか立ち寄ったレストランのレシートはあなたの内蔵の声を覚えているし

 

洗濯しようと思っていたらそのままになっていた靴下は

次にあなたに履かれることにときめき、夜も眠れないままだったり

 

選びに選んで着ていない洋服は次の家族へのマッチングを願っているし

買ってきたまま放置されている容器は、器を満たしてくれることを待っているし

 

いつか使うと思っていた紙袋は

いつあなたと手をつなげるのか待っています。

 

全てあなたの行動を待ち望んでいます。

あなたの視線を待っています。

あなたの笑顔を見れることを望んでいます。

 

だからあなたの元にやってきました。

あなたの元に

１００の家族が

１０００の家族が

１００００の家族が、あなたのもとにやってきました。

 

ひとつひとつに魂が宿るなら

１００００の魂

 

ひとつひとつに神が宿るなら

１００００の神

 

１００００の魂と

１００００の神と

あなたは暮らしていて

あなたの回りにいるものたちは

全てあなたの家族であり

 

あなたの元にやってきたときから

あなたの一部となりました。

あなたのひとかけらとなりました。

 

そんなあなたの一部である

あなたの回りのものたちのことを

ひとつひとつ眺めてみませんか。

 

あなたの元にやってきたひとつのペンを眺めて

あなたの一部となったそのペンは

あなたにどうされたいと思っているでしょうか。

 

丁寧にゆっくりと

貴方の心を誰かへ伝えるメモを書くことを

望んでいるのかもしれません。

あなたの元にやってきた

ひとつの服をながめて

あなたの一部となっている服は

あなたにどうされたいと思っているでしょうか。

 

ぜひ聴いてみてください。

 

あなたを笑顔にさせたかったと言うかもしれません。

 

あなたを美しくさせたかったというかもしれません。

 

あなたの笑顔をもっと見たかった、と

言うのかもしれません。

 

あなたの回りにいる、あなたの一部たち。

あなたを楽しませようと

あなたを喜ばせようと

あなたの幸せを膨らませようと

 

あなたの一部になることを選び

あなたの回りで生活しています。

 

どうぞ、あなたの一部達に語り掛けてください。

それはあなた自身へのメッセージでもあります。

 

 

「わたしはあなたの望みを叶えていますか？」と。

 

 

川村かなえ
ｸﾘｽﾀﾙﾎﾞｳﾙ演奏家/三昧琴演奏家/音響振動療法家/ボイスアーティスト

長年「音とからだとこころ」に携わってきた実践経験を元に、舞台人として演奏家として、クリスタルボウル及び三昧琴演奏・ボイスパフォーマンスの活動を行っています。また、28年以上に渡る活動を通じ「トーンカウンセリング」というパフォーマンスメソッドを土台にボイスプラクティス、メンタルカウンセリング、サウンドセラピー、ワークショップやパフォーマンスコンサルテーションなどを国内外のクライアントを中心に行いながら、人生を豊かに過ごすための身心の取り扱い方を伝えています。

パフォーマンス（ボーカル/クリスタルボウル/三昧琴）通算数は1000ステージを超え、クライアントセッション数は2021年現在、延べ12000人以上。​セッションのクライアントは日本国の他、アメリカ・イタリア・フランス・カナダなど。

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川村かなえの身体から繰り広げられパフォーマンスは​時を忘れさせるほどの深い慈愛の響きをあらゆる身心にもたらし、世界は「命の音」「水の音」「地球の音」「空（くう）の音」と称賛されています。また、これまでの多彩な経験の中で授かってきた多様な視点やインスピレーションを、セッションやワークショップを通して手渡す在り方は現実的かつ唯一無二の癒しを得ると多くの声を受けています。